子どもが話しを聞かない?子どもと良い関係を作る方法

保育士におすすめ

子どもが話を聞かない?

保育士の皆さんは子どもたちに声を掛けているのに、話を聞いてもらえないなんて経験をしたことはありませんか?

または一緒に組んでいる後輩がそのような状態に陥っているなんてこともあるのではないでしょうか。

今回の記事ではそんな時にどうしたらいいのかをお伝えしていきます。

まず原因を探す

子どもが話しを聞かない原因は大きく分けて2つあります。

遊ぶ子ども

1つは単純に聞こえていないパターンです。

原因としては保育士の声が小さかったり、子どもが何かに夢中になっていたりすると耳に届いていないなんてこともあります。

その場合は大きな声を出すのではなく、肩をトントンとして意識を向かせてから話かけたりクラス全体に話掛けたりする際は乳児なら手遊びをしたり、幼児なら事前に時計の針が何時になったら話をするかなどを伝えたりするのがおすすめです。

2つ目は聞こえているのに聞かないパターンです。

この場合の原因は子どものタイミングに合っていなかったり、切り替えが思うようにできなかったりする時に多いです。

1つ目の時にも書いたように肩をトントンして話かけても聞こえないふりをする時は急用でない限り、「話せるようになったらお話しよう。待ってるね」などと声をかけ、一度話かけるのをやめます。

切り替えが思うようにできない様子の時は「今○○してるんだよね。これが終わったらお話してもいい?」などと切り替えのきっかけを提案します。

そうするとだいたいその提案を受けるか、「だめ。○○が終わってから」などと自分のタイミングを提示してくれることが多いです。返答が“だめ”だけだった場合は「いつならいい?」と子どもに聞き返してみてください。

自分で決めることで気持ちも切り替わりやすくなります。

気をつけたいこと

一番気を付けたい事は子どもに下に見られることです。

みかんを持つ子ども

先ほど聞こえているのに聞こえていないふりをする時の対応方法を紹介しましたが、子どもと決めた「○○が終わったら話を聞く」という約束を子どもが守らなかった際にそのまま受け入れたり、必要以上に下手に出たりすると子どもは“この人の言うことは聞かなくてもいい”という判断をしてしまします。

一度そのイメージを持たれるとそれを変えるのはとても大変です。

なので決めた約束を守ろうとしない場合はそのまま受け入れず、話をしてから続きをするように促すなど待つ側の線引きが必要です。

なんでも子どもが言うことを「そうだよね。○○だよね」と受け止めるだけでは、子どもは言えば思う通りになると思ってしまいます。

対大人とのやり取りはそれでもなんとか成り立つかもしれませんが、子どもの世界ではどうでしょう。

自分の意見を曲げず、都合が悪い時は話を聞かない。そんな子と仲良くなりたいと思う子は少ないと思います。

子どもの今後のためにも自分の思い通りにならないこともあるということを感じるのは大切です。

伝え方のポイント

重要なポイントは約束を守らなかった時に怒るのではなく、話して伝えることです。

ピアノを弾く親子

感情的に怒るとその反応を面白がるようになります。そうするとさらに話を聞かなくなり悪循環に陥ってしまいます。

どのように伝えるかというと、例えばパズルを完成させたら話を聞くと約束していた場合

まずパズルが完成したことに共感し、「パズル完成したら何する約束だったかな?」と子どもの気持ちが切り替わるように促します。そこで子どもが知らんぷりをして遊び始めたら

「さっきパズルが終わったらお話する約束したよね?お話が終わったらまた遊ぶ時間あるから一回お話聞けるかな?」などと声を掛けます。

なぜこのような声掛けになるかというと、子どもの気持ちを考えると“まだ遊びたいのに”と思っていると考えたからです。

なので話をした後にまだ遊ぶ時間があるということを伝えることで、見通しを持てるようにしています。

そうすることで“まだ遊びたいのに”という気持ちが昇華され、それなら話を聞こうと気持ちが切り替わりやすくなります。

もちろん必ずしもこの方法が効果があるわけでもありませんし、その子がその時どんな気持ちなのかによっても関わり方が変わります。

しかしどの状況でもなんでもかんでも受け入れるのだけはしないようにしてください。

「今日はいいよ」はなし

よく「○○だし今日はいいか」と大人側が妥協する場面を見かけます。

シャボン玉を追いかける子ども

“○○”が特別なことだと理解できる年齢になっていればいいですが、それが難しい年齢の子にその声かけをすることはおすすめしません。

なぜなら“この前はよかったのに、なんで今日はだめなの”となるからです。

大人がいくら状況の違いを説明したところで理解できないものは理解できません。

そうなるとただ“大人が都合よく対応を変えた”という事実だけが残ります。

子どもは大人の行動を見て学んでいきます。そのことを踏まえて今一度子どもへの対応を考えてみてください。

まとめ

今回の記事では話を聞かない子どもへの対応方法を紹介しました。

次回は小学校就学前までに身に着けておくといいことは?についてお伝えします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ぜひまた遊びに来てくださいね♪

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