保育園選び!注目すべきポイント(外遊び編)

保護者におすすめ

保育園を選ぶときに見るべきポイント!

皆さんは保育園を選ぶときにどんなことを基準にしていますか?

今回は保育園で働いていたからこそ、わかる視点でポイントをお伝えしていこうと思います。

長くなってしまうので外遊び、室内遊び、保育士の雰囲気、園内環境の4つに分けて記事を書いていきます。

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今回は外遊び編です。

公園で遊ぶ子ども

保育園を選ぶときに園庭があるかどうかは大きなポイントだと考える人も多いのではないでしょうか。

そもそも園庭を設置することは保育園を建てる際の条件になります。しかし園庭がない保育園も少なくありません。なぜ園庭がないのに保育園を建てられたのかというと、近くの公園を代替地とすることが認められているからです。

ではます園庭があること、ないことによって考えられるメリットやデメリットを紹介します。

園庭がある、園庭がない(メリット)

園庭があることのメリットはいつでも自由に外遊びができることです。短い時間でも移動時間がない分、気軽に楽しむことができます。また園の敷地内ということで泥遊びや絵の具遊びなど、ダイナミックな遊びを気にせず行えます。

絵具のついた子どもの手

逆に園庭がないことのメリットは外遊びをする際、近隣の公園まで行くため交通ルールを身に付けられたり、地域の人と挨拶を交わすなどの交流が持てたりすることです。また園の立地にもよりますが、近くに複数の公園があることも珍しくなく、年齢や目的に合わせて行先を選べることも利点だといえます。

園庭がある、園庭がない(デメリット)

では今度はデメリットについてです。

園庭があることによるデメリットは・・・正直思いつきませんが、しいて言うならあまり大きくない園庭の場合、他のクラスと譲り合って使用するため必ずしもいつでも使えるわけではないことくらいかと思います。

逆に園庭がないことのデメリットはやはり移動時間がかかるため、ある程度の時間がないと外遊びに行けないことです。また基本的にクラス単位での行動が必要になるため、誰か外遊びに行きたくない子がいても、基本的には一緒に行かざるを得なくなります。もちろん人員に余裕があれば活動を分けられますが、外遊びには最低でも保育士が2人同行しなければならないため、難しいのが現状です。行きたくない子を無理矢理連れていくことはなく、行きたくなるような声掛けをしたり、活動を用意するなどしたりして工夫していきます。

保育士の関わり

メリット、デメリットを見ると園庭がある方がいいのではないかと感じる方が多いと思います。

しかしそれ以上に大切なのが保育士の関わりです。どんなに環境が整っていてでも“人的環境”がよくないと意味はありません。

お絵描きをする子どもと大人

人的環境のいい例、悪い例を紹介します。

よい例

・子どもの目線に合わせて会話をし、気づきや気持ちに寄り添っている。

・目の前だけでなく全体に目を向け、人数の把握や子どもの行動を観察する。

・正しい遊具の使い方や公共の施設の使い方を知らせている。

・保育士同士で連携を取り合い、死角がないようにする。

・メリハリをつけて子どもたちに声掛けをし、まとめることができる。

よくない例

・危険な遊具の使い方や他の利用者に迷惑がかかるような行動を注意しない。

・保育士同士での話に夢中になり、子どもを見ていない。

・子どもとの遊びに夢中になりすぎ、視野が狭くなっている。

・優しすぎるあまり子どもに注意ができず、まとめることができない。

・保育士同士の連携が取れておらず、死角ができてしまっている。

以上のことを踏まえて保育園選びのポイントとして、普段遊びに行く公園を聞き、利用しているであろう時間帯に実際行ってみることをおすすめします。園見学は保護者が来ることが分かっているので、やはり少し意識して過ごす保育士が多いです。しかし普段の外遊びならいつも通りの様子を見ることができると思います。

昨今置き去りや車との事故などのニュースを目にすることが、悲しいことに少なくありません。

横断歩道で信号待ちをしていたところに車が突っ込んだ事件のように、できる対策をすべてしていても起きる事故はあります。

しかし置き去りなどは保育士の連携で防ぐことができる事故です。事故や怪我をどう防いでいくか、起きた時にどのような対応をするのかが大切になっていきます。

事故、怪我の対応

保育園の見学の際に確認するもう1つのポイントは、どれくらいの怪我で報告、連絡があるのか

絆創膏を貼っているところ

園によって変わってくると思いますが、だいたいの園が首から上の怪我は受診、小さなかすり傷やお迎えの際には消えているような打撲の赤みなどでもお迎え時に報告するところが多いです。

どのくらいの怪我で教えてもらえるか知っておくことで、のちのちのトラブルを防げるのではないかと思います。

また実際にどのような事故があたのかを聞くことも1つです。どのような状況で起き、改善策、その後に同様のケースはあるのか。

事故は起きないことがベストですが、万が一起きてしまった時にきちんと園で話し合いが行われ、改善策が周知されているかで再発するかしないかが決まると思います。

こちらは子どもの怪我や事故について紹介している記事です。

少し聞きにくいことかもしれませんが、大切なお子さまを預けるならば確認しておくと安心できるのではないでしょうか。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

次回の記事では保育園選びの注目すべき室内遊びのポイントをご紹介します!

ぜひ覗いてみてくださいね♪

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