保育士から異業種へ転職
結論から言うと私は異業種に転職してよかったと思っています。
しかしすべてが良くなったわけではなく、メリット・デメリットを私なりにそれぞれ感じたので今回の記事で詳しく説明していきます!
保育士からの転職を考えたわけ
まず大前提として私が保育士を辞め、他の職業につこうと思ったきっかけをお伝えします。
保育士を8年続けていましたが、常に子どもの命を預かっている緊張感、後輩の保育士を育てていかなければならないプレッシャー、保護者との信頼関係の構築、そして副主任として保育士だけでなく栄養士や事務員、看護師など同じ園で働く職員のフォローをしていった結果残業が増え、精神的に不安定になっていると感じたことがきっかけです。
定時で上がれることの方が少なく、家に帰っても疲れから寝落ちしてしまう毎日。
生きるために働いているつもりが、いつのまにか働くために生きている。そんな風に思うようになりました。
自分の人生を見つめなおした時に、このままではよくないと思い異業種への転職を考え始めたのです。
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異業種への転職をするためにやったこと
異業種への転職を決めてからまず初めに行ったことは、転職サイトへの登録です。
様々な求人を見る中で最初の壁に衝突!なんといいなと思うような条件の企業がほとんどが“主任経験2年以上”というのが必須条件にあったのです。
私は副主任までしか経験していなかったので残念ながら当てはまらず、正直選択肢は少なかったです。
さらに困ったことがほとんどの企業が基本的に即戦力を探しているということです。
保育園で働いている人ならわかると思いますが、基本的に年度の途中で退職することは難しい保育士。
すごく魅力的な募集内容があっても、探す時期が早すぎると応募すらできません。
私が転職を決めたのは3月で、すでに来年度の担任も決まっていたため、あと1年間は働くことが確定していました。
なので求人募集を見ることは一旦やめ、おおまかな仕事のジャンルだけ決めて必要な勉強をする期間にあてることに。
そして12月頃に私はまわりを見ることが得意で、人のサポートが好きだったので営業事務に転職することを決めました。
転職してみて感じたメリット
まず一番のメリットは生活リズムが安定したことです。
保育士の時はシフト制だったため、早番なら5時に遅番だと9時に起床。帰宅は21時を過ぎることも…といった不規則な日々を送っていました。そんな不規則な状態だと自炊をする気力もなく、コンビニでごはんを済ますことも多かったです。
そしてそんな日々が続くとマイナス思考になり、何をしていても仕事のことを考えてばかりでした。
しかし営業事務に転職し、毎日決まった時間に起き、18時過ぎには帰宅できるようになったことで今では毎日自炊をし、お弁当まで作る余裕が!
生活リズムが整ったことで心身ともに健康になり、家事を済ませたあとは自由時間として好きなことを楽しめています。
そしてもう一個のメリットがストレスの減少です。
保育士時代一番ストレスを感じていたのが人材育成でした。私がいた園は上司に対して逆切れをしたり、遅刻を繰り返したりする人が何人もいるような職場。
“遅刻をしないようにするにはどうしたらいいか”を当事者不在で上層部だけで話し合うんです。いつも5~10分の遅刻が多い人だったので、思わず「10分早く家をでればいいだけじゃないですか?」と言ってしまいました。
しかし転職してみてびっくり!みんなちゃんと始業前に来るし、上司をたてることができるんです。でもそれが普通ですよね?
ずっとその環境にいると感覚が狂ってしまいますが、改めて“あぁ、あの保育園やばかったんだな”と感じました。
転職してみて感じてデメリット
転職して感じた一番のデメリットは収入の減少です。
保育士の大きな魅力として借り上げ社宅制度があります。私は2か所の保育園で働きましたが1つの園は自己負担1万円、2つ目の園は自己負担なしでした。もちろん家賃の上限や保育園からの距離などの条件はあります。
でもそれを差し引ても家賃がほぼ無料というのは大きかったです。
営業事務に転職したことで家賃は全額自己負担。家賃補助もなしに…それだけで7~8万のマイナス!
それに加えて保育園の時は副主任という役職についていたため役職手当があり、お給料はそれなりにもらえていました。
しかし異業種への転職になると主任以下は経歴としてほぼ扱われないため、がくっとお給料は下がります。
わたしの場合は保育園時代と比べて家賃なども含めて、10万は下がりました。
でも私はお給料以外のデメリットは感じませんでした。
異業種への転職をしてみて
異業種への転職をしてみた結果、私は転職してよかったと思っています。
しかし必ずしもすべての人が同じように感じるとは限りませんよね?
私とは逆でお給料が減ったことがストレスになる人もいるでしょうし、子どもが恋しくなって保育士に戻る。なんて人も少なくありません。
何を大事にするかは自由です!悩んでいる人は一度立ち止まり、自分自身がどうしたいのかを考える時間を作ってみてもいいのかもしれません。
この記事が少しでも保育士から異業種への転職を考えている人の参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
次の記事では保育士の残業の実情について紹介しています。
ぜひまた遊びにきてください♪
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