お箸っていつから始める?食具の持ち方には順序があります

保育士・保護者両方におすすめ

お箸っていつから始める?

みなさんは子どもにお箸をいつから使わせていますか?

今回の記事ではお箸の進め方についてお伝えしていきます。

発達の順序や遊びでの取り入れ方などを紹介するのでぜひ読んでみてくださいね♪

食具の使い方の順序(上手持ち、下手持ち、三点持ち)

まずお箸に移行するにはスプーンやフォークなどを正しく使えるようにならないといけません。

正しい順序を踏まないと変な持ち方が癖ついたりすることもあるのでお気を付けください。

まず食具の持ち方の順序としては

上手持ち → 下手持ち → 三点持ち

となります。上手持ちとは食具の持ち手を上からつかみ、親指が下にくる持ち方です。食具を持ち始める前は基本手づかみ食べをするので、その動作と同じように食具も持つようになります。

そして下手持ちです。これは親指が上に向く形で食具の持ち手をつかみます。下手持ちは手首を返すのが難しく、すぐに上手持ちに持ち替える子も多いです。

三点持ちはいわゆる鉛筆持ちです。親指、人差し指、中指の三本を中心に使う持ち方です。これは指先の動きが発達していないと動かし方が難しいです。

基本はこの順序に沿って進めていきますが、上手持ちをあまりせずにすぐ下手持ちをする子もいれば、上手持ちから三点持ちにいく子もいます。

その場合はあまり順番にこだわりすぎず、正しい持ち方ができているか確認してみてください。

持ち方を教える方法

持ち方を教える方法としては上手持ちは自然にできることが多いですが、下手持ちの動かし方と、三点持ちの指の置き場所などが難しいポイントになるので、そこを意識して見てみてください。

特に下手持ちの手首の動かし方は食事の時間だけで教えようとすると、大人も子どももストレスになってしまう可能性があります。おすすめは遊びの中で取り入れていくことです。詳しい取り入れ方は次の項目でご紹介します。

三点持ちで多いのは中指も持ち手の上に乗ってしまうことや、人差し指を持ち手に引っ掛けすぎてしまうことなどです。持ち方は一度癖づいてしまうと直すのは時間がかかりますし、子どももせっかくできるようになったのに訂正されるといい気持ちはしないと思います。

なので三点持ちを始めたら、子どもがどんな風に持っているかよく確認してみてください。そしてもし持ち方が違ったら大人が見本を見せたり、指の位置を動かして確認したりしてみてください。この時の注意点としては、1回の食事で何度も言わないことです。しっかり教えるのは基本は1回の食事の内1回にし、その後は「どうやって持つんだっけ?」「指の位置覚えてるかな?」などと簡単に声を掛ける程度がいいです。

子どもの方から「もう一回教えて」などと言われた場合は何度でも教えてあげてください。一番は楽しく食事することです。固執しすぎず、楽しい雰囲気の中で進めていけるようにしましょう。

スプーンやフォークの三点持ちが安定してきたら、いよいよお箸の登場です。

まずはお箸を1本三点持ちで持ち、上下に動かす練習をします。

それに慣れたら隙間からもう1本のお箸を入れ、親指の付け根と薬指で固定します。

そしてまた上のお箸を上下に動かし、下にきた際に固定している方のお箸と先がくっつくように練習をしてみてください。

実際に食事中に使う場合はまずお肉など固くてつかみやすい物から始めるのがおすすめです。またいきなり最初から最後までお箸で食べるのは大変なので、最初の5分や10分だけなどと、子どもと話して決めて徐々に取り入れてみてください。

遊びから取り入れる

先ほど少し触れましたが、食具の持ち方を食事の時間だけで身に付けることは難しいです。

なぜかというと手首の動かし方や指先の発達が大切になってくる為、様々な場面で関連してくるからです。例えば手首の返しができるようになると砂場でスコップが上手に使えるようになります。指先は発達するとボタンをはめたり外したりできるようになったり、ピースがつまめるようになりパズルを楽しめるようになったりもします。

このように子どもの成長は1つのことができるようになるわけではなく、そこから様々なことに派生してできることや興味が広がっていくのです。

なので食事の時間だけで持ち方を習得させようとせず、遊びの中でも成長を促すことを意識してみてください。

具体的にどのようにしたらいいかというと、手首を反す動きはひねる動作で身に付きやすいです。なので遊びの中に“ひねる”動作を取り入れていきます。

例えばパズルです。ピースを合わせるために手首を動かして向きを変えていきます。


アンパンマン 天才脳はじめてのパズル 55ピース すいぞくかん

1,2歳児さんは下記のような木製パズルで持ち手がついている物だと扱いやすいです。


YouBinYa 子供 知育玩具 木製 パズル 動物 野菜 2点セット 赤ちゃん キッズ おもちゃ (動物 & 野菜)

0,1歳児からおすすめなのは、型はめパズルです。


型はめパズル 木製 ぽっとん落とし MonteMia モンテッソーリ教師監修 モンテッソーリ 教具 玩具 おもちゃ 知育玩具 パズル

その他の遊びではままごとで玩具の食具を使い、食べる模倣をしたり人形に食べさせてあげたりすることで、リアルに近い形で動かし方を経験することもできます。


はじめてのおままごと おなべ&フライパンセット マグネット 木のおもちゃ ままごと ウッディプッディ

プラントイ 木製おままごとセット 調理用具セット 安全安心 鍋 フライパン クッキングセット

次に指先の発達です。指先は“つまむ”動作で身に付きやすいです。

つまむ動作を遊びの中に入れるなら、“洗濯ばさみ”がおすすめです。

親指、人差し指、中指の先を使ってつまむ動作を経験することができるので、ピッタリです。

普通の洗濯ばさみだと割れたり、金具が危なかったりがありますが、下記の『アイクリップ』は丸みを帯びており安全に遊べます。

また目やタイヤのパーツも入っているので、想像力を膨らませて様々な遊びに発展させることができます。


アイクリップ ケースセットM

あとはシンプルにお絵描きです。

クレヨン、クーピー、色鉛筆などその子の発達に合った素材を選び、お絵描きを楽しんでください。

最初は上手持ちや下手持ちで描きだしますが、より細かい絵を描こうとすると徐々に三点持ちになっていきます。

食事と同じで“楽しんで描く”ということを大切にしてください。

持ち方にばかり意識がいき、直すような声掛けが増えると子どもは描きたくなくなってしまいますのでお気をつけください。

おすすめの食具

最後におすすめの食具を紹介します。

まず食具の導入におすすめの品です。初めての子でも握りやすい形になっています。

“食具を使って食べる楽しさを知る”という段階にピッタリだと思います。


1歳から自分で食べる! 離乳食 赤ちゃん 離乳食食器 赤ちゃん用品 プレゼント カトラリーセット 【 doddl 】スプーン・フォーク2点セット 【 全3色 】 アクアグリーン

少し慣れてきたら下記のようなタイプもおすすめです。少しずつ普通の食具の形にも慣れていけるように導入してみてください。もちろんこのタイプから始めても大丈夫です。


EDISONmama(エジソンママ) フォーク&スプーン キウイ&スカイ

お箸についてはエジソンはおすすめしません。

理由はエジソン箸を使う時の動作は普通のお箸と違うからです。

エジソン箸で慣れてしまうと普通のお箸に移行するのが難しくなってしまいます。

その為最初から普通のお箸を用意することをおすすめします。

下記のようなタイプは指を置くところがへこんでいる為、わかりやすいですし、指が滑らず安定して持つことができます。


イシダ 矯正箸 子供用 三点支持箸 右利き用 15cm

子供箸 16cm 【使う事が楽しくなる挟めるお箸】 [箸先を噛んでも安心 国産材料 無塗装 薬品不使用 食洗機対応] 小関工芸 やまご箸店 日本製 すべらない竹のお箸 子ども用箸 (16cm)

このお箸は竹でできており、滑りにくいのが特徴です。また食洗器も対応しているのでぜひ見てみて下さい。

今回の記事はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は子どもの好き嫌いや偏食はどうすべき?おすすめの声掛け・関わり方についてお伝えします。

ぜひ遊びに来てくださいね♪

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