いつしゃべりだす?
子どもの発語について悩んでいる方は少なくはないのではないでしょうか。
保育園時代にも何度も保護者から相談のあった内容です。
周りの子はしゃべりだしているのに自分の子は全然しゃべらない、いつ話し出すの?
心配になる気持ちはとても分かります。
今回の記事では子どもの語彙を増やすための関わりについて紹介していきます。
前回の記事では主体性保育について紹介しています。
良かったら覗いてみてくださいね♪
発語には個人差がある
まず初めに発語には個人差があるという事を念頭において欲しいです。
育児書に載っている月齢なのに発語がまだない、同じ年齢の子はもう話しているのに・・・
などと月齢や年齢にとらわれず、個人を見るようにしてみてください。
先週のその子と、1か月前のその子と比べてみたら成長が実感できるかもしれません。
その子の発達のペースや興味など様々な要素が相まって、少しずつ言葉が出てきます。
あまり気負いしずぎず、今は言葉をためている時なのだと考えてみてください。
大事なのは代弁!
かといって何もしないのは不安に感じる人もいるのではないでしょうか。
子ども本人の発達のペースは替えられませんが、周りの関わりで興味を広げることはできます。
例えば子どもが周囲の環境に興味を持ちだし、指をさしていたとします。
ここで何も声をかけないのと、「本当だ、○○があったね」などと言葉にして声を掛けるのとではどちらが子どもの興味が広がる関わりか明白だと思います。
昔担任していた1歳児の男の子がなかなか発語が増えず、ママ・パパなどの基本的な言葉以外は“はっぱ”だけでした。個人面談で“はっぱ”という言葉を気に入ってよく言っていることを伝えると、
普段面倒で子どもが何を指さしても全部“葉っぱだね”って答えてるんです。と返答がありました。
葉っぱ以外のものを指さした時はそのもの名前を答えてあげると、言葉への興味が広がるかもしれません。と伝えるとすぐに実践してくれ、その子は1か月も経たないうちにめきめき語彙が増えました。
周囲の関わりと子どもの語彙習得の重要性をとても時間した出来事でした。
子どもが指をささないパターンもあると思います。
そういう時は大人が指をさし、「見て、○○があるよ」と声を掛けます。
その際は子どもの目線に合わせ、近くのわかりやすいものから始めるのがおすすめです。
逆に気を付けたいのが代弁のし過ぎです。
「○○したかったんだね」「○○しようか」などと、いつでもなんでも大人が先回りして代弁すると子どもは話す必要性を感じなくなってしまうかもしれません。
少しずつ言葉が出てきている時期であれば、代弁ではなく「何がしたかったのかな?」「次は何する?」などと言葉のキャッチボールができるような声掛けを意識してみてください。
その声掛けに子どもが返答をしなくても、「○○がいい?それとも▲▲?」と問いかけることで子どもは身振り手振りでも意思を伝えることができます。
そうする事で思いを伝え合う楽しさを感じ、コミュニケーションが深まり、結果言葉でのやり取りにもつながっていくのです。
滑舌が気になる時
子どもの発語とともに滑舌についても気にする方が多かったです。
小さいうちは舌っ足らずなしゃべり方がかわいいですが、年齢を重ねるごとにいつ改善するのか気になることもあるかと思います。
滑舌が気になったとしても、本人にそのことを指摘することはおすすめしません。
なぜなら本人の意思で滑舌を悪くしているわけではないからです。
自分の意志で直せないことを指摘されても、困るのは大人も同じではないでしょうか。
むしろ指摘されたことによって話すのが嫌になってしまうことも考えられます。
だいたい3歳児クラスになったあたりで、滑舌がよくないままだと心配する保護者が多かったです。
幼児クラスになると子ども同士でのやり取りが圧倒的に増え、「なんて言ってるかわからない」などと意図せず傷つく場面も0ではありません。
そういった時は言語聴覚士にみてもらうなど、専門機関と連携を取ることをおすすめします。
滑舌をよくするための様々な方法を提案してくれますし、実際に通ったことで滑舌がよくなった子もたくさんいました。
まとめ
今回の記事では子どもの語彙の習得など言葉に関することを紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は子どもが寝ない!おすすめの寝かしつけ方法を教えますについてお伝えします。
ぜひ遊びに来てくださいね♪
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